top of page

機能性添加剤

HFW-110

  • info107346
  • 2024年6月19日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年7月3日

HFW-110は水を溶媒とし、リチウムイオン電池の負極コーティングプロセスに使用される機能助剤です。主要な有効成分はアルコール類の混合物であり、この製品は負極コーティングプロセス中の極片のひび割れ、エッジの巻き込み、柔軟性の低下といった問題を効果的に改善します。これにより、極片の良品率を向上させ、性能の一貫性を高めます。


作用原理


HFW-110をスラリーに添加すると、溶解と浸透を通じて分子間相互作用を低減し、スラリーの柔軟性、流動性、粘着性を向上させます。


これにより、キャスト成形などのプロセスが容易になります。HFW-110を均一化工程で添加することで、界面張力が調整され、負極活性物質とバインダーの親和性が向上します。特に高面密度コーティングプロセスにおいては、スラリーの乾燥過程での溶剤の蒸発動態が改善され、極片の高温乾燥耐性が向上します。


これにより、異なる領域の乾燥速度の不均一による張力不均を軽減し、高温乾燥後の極片のひび割れ、エッジの巻き込み、柔軟性の低下を改善します。


基本特性

項目

HFW-110

外観

無色透明液体

気味

無臭

pH

4-7

融点

-20.65℃

有効成分含量

50%

沸点

88℃

密度

0.9-1.1g/ml


製品の利点

  • 負極スラリーの改良により、リチウムイオン電池の極片のオーバードライ欠陥を改善します(例えば、肉眼で見えるひび割れの欠陥や、見えない微小なひび割れも改善し、製品の性能一貫性を向上させます)。

  • コーティング速度を50%以上向上させつつ、極片の品質を保持し、工場の生産効率を向上させます。

  • 水を溶媒とし、負極スラリーシステムと非常に良好な相容性を持ちます。

  • リチウムイオン電池の電気化学的性能に悪影響を与えません。

  • 極片の合格率を大幅に向上させます。

  • 完成品の電池セルの電気化学的性能を向上させます。

  • 粘膜や皮膚に刺激を与えず、無毒無害で、他の有機溶媒よりも環境に優しいです。

  • 使用が簡単で操作が容易です。



高低温放電テスト


ree

bottom of page